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主宰・佐藤慎哉より新年のご挨拶

  • # お知らせ

あけましておめでとうございます。
旧年中は温かく応援していただき、誠にありがとうございました。
2026年も「笑い損ねた日には、ちゃんとしたコメディを。」をお届けできるよう、邁進して参ります!
今年もアナログスイッチをよろしくお願い申し上げます。


メルマガ会員向けにお正月にお届けしたご挨拶ですが、
「今後のアナログスイッチがどこに向かうのか?」主宰・佐藤慎哉の想いと共に、このページを覗いてくださったあなたにも共有させていただきたいと思い、こちらにも原文そのままで掲載させていただきます。
ぜひご覧ください。

アナログスイッチ主宰・佐藤慎哉より新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
あなたはどんなお正月を過ごしたでしょうか。
私は結婚して初めて、妻と共に新潟の実家で年を越しました。
新しい家族が加わり不和が起きないか、石油ファンヒーターにあたりながら耳をそばだてていましたが、関係は良好なようで、ホッとしながら餅を伸ばしていました。

さて、昨年のアナログスイッチは派手ではないですが、粒だった活動を積み上げました。
私の故郷である関川村での『みんなの捨てる家。』公演に始まり、新作『伊能忠敬、測り間違えた恋の距離』を上演。そしてイベントにて2027年本多劇場での『信長の野暮』再演を発表。どの公演、イベントもおかげさまで充実したものとなりました。

日頃から劇団の活動をチェックし、応援してくださっている会員のあなたには感謝するばかりです。本当にありがとうございます。

アナログスイッチは旗揚げから今年で14年目を迎えます。
劇団員たちの生活のステージも変わり、考え方だけでなく、結婚に子育てと具体的にライフスタイルに大きな変化が起こった劇団員もいます。
しかし、変わらないこともあります。
「楽しい公演を届けたい」という思いです。そのことだけはどの劇団員も変わりません。
そして、劇団員が変わらずこの劇団に所属してくれていること。これは奇跡に近いことだと思っています。
劇団員たちは今一番脂が乗り、過去最高に面白い、そして深みのある演技ができると思っています。

初めてこんなメッセージを送るわけですし、劇団員たちの変化も感じられる今日この頃ということで、あらためてアナログスイッチとは「どんな劇団なのか」考えみることにしました。少し長くなりますので、明日からお仕事の方はここで一旦読むのをやめて、明日の通勤時間にでも読んで頂けたら幸いです。

アナログスイッチ、そして私がどんな思いを大切にして舞台を作っているか言葉にしてみました。
「物語で笑える」
「一生懸命だから可笑しい、愛おしい」
「人って温かい」

「物語で笑える」
私は物語が好きです。現実からひとときでも離れさせてくれて、その世界に浸っていられる物語が好きです。そしてそこで起こる笑いが好きです。唐突なギャグでもなく、奇をてらっているわけでもない笑いが好きです。私たちは物語の登場人物たちの生理を無視しない、自然と起こってしまう笑いを大切にしています。

「一生懸命だから可笑しい、愛おしい」
人が困難にぶつかった時、一生懸命なんだけれど変な方向に行ってしまうのが面白い。それが人間臭くて愛おしい。そんな可笑しさと、愛おしさを描くことを大切にしています。

「人って温かい」
人は温かい。どんな人間にも温かさがあって人を思いやる気持ちから行動する美しい瞬間がある。そんな人間らしい美しい瞬間を描きたい。人の温かさ、優しさを信じ諦めず、作品に込めることを大切にしています。

時に「楽しかった、温かい気持ちになった」と嬉しい感想を頂くことがあります。それはきっと私たちが大切にしていることに共振してくださったからだと思います。
私たちがこれって可笑しいよね、愛しいよねと考え立ち上げた世界が観客に届いて、共鳴して一緒に楽しめるなんて最高に素敵なことです。

アナログスイッチは久しぶりに会ってもちっとも久しぶりの感じがしない、一緒に楽しめる友人や仲間のような存在でありたいと思っています。
劇場であなたと一緒におっかしいね、素敵だねと思い合って、またそれぞれの世界に戻っていく。そしてまた時が経って、みんなで集まって楽しい時間を過ごす。
そんなことをこの先も続けていけたらと思っています。

次は2026年2・3月に『寝不足の高杉晋作』の再演が控えています。
また劇場で一緒に笑い合いましょう。お待ちしています。
そしてどうか、周りにアナログスイッチの笑いが、ユーモアが、物語が好きそうな人がいたら、誘って仲間に引き込んでくれたら嬉しいです。

一生懸命って可笑しくて、愛おしい。
そんな気持ちを共有して、人生をのらりくらりと、何とかユーモアを武器に潜り抜けていきましょう。
この一年があなたにとって良い一年になりますように。

「笑い損ねた日には、ちゃんとしたコメディを。」

アナログスイッチ主宰

佐藤慎哉

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